こだわり
2015年02月19日更新
コンクリート造と耐震補強

今では設計図や構造図の無い築後40年を超える鎌倉由比ヶ浜の二階建てのテナントビルの耐震補強です。
今まで私はコンクリートの耐震補強の工事経験は学校でよく見られる鉄骨のK型ブレスやコンクリート壁の増設、柱の鉄板巻などでしたが今回は飲食店の改装期間に合わせた短い工期の為、独立柱のみのアラミド繊維巻による柱補強を選択しました。
この繊維は防弾チョッキにも使われる物で強度がとてもある繊維です。
大きな重機も使わず騒音やほこりの少ない工法です。
何より工期が短く出来ます。
アラミド繊維による柱補強は地震による柱が折れる事、座屈をさせない工法です。
コンクリートの柱では柱表面より約4cmの位置に帯状に約10cm間隔で鉄筋がありその内側に主筋といわれる太い約2cmの鉄筋が並んでいます。
地震の大きな揺れでは柱が空き缶を踏みつぶしたように外側に膨れるようになり鉄筋が飛び出てきます。
アラミド繊維を包帯のように巻きエポキシ樹脂で固めて鉄筋が外側に飛び出すのを防ぐ座屈を防ぐ工法です。
耐震補強をするには、まず現地調査、寸法確認、その建物の実状に合った補強方法を予算面、工期、騒音や埃などを考慮して選択します。そして図面を作る事から始めます。




コンクリート壁の増設による補強(鉄筋)

コンクリート壁を増設しました。
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